高嶋 邦幸 指揮者

国立音楽大学声楽科卒業、同大学院修了。 日本合唱指揮者協会会員。
 1985年小澤征爾氏指揮ベルリオーズ「ファウストの劫罰」(1993再演)のブランデル役を歌った縁で、ボイストレーナーを経て成城合唱団(成城学園の卒業生を中心に組織された主にオーケストラ付の合唱曲をレパートリーとする混声合唱団)の指揮者に就任。 小澤征爾氏指揮・新日本フィルのブラームス「ドイツ・レクイエム」(1990)を皮切りに、近年は同氏指揮「ファウストの劫罰」(2008)、井上道義氏指揮ハイドン:オラトリオ「天地創造」(2009)、ビンシャーマン氏指揮バッハ「マタイ受難曲」(2010)に至るまでの20余年間にわたり、ほぼすべての合唱指導にあたってきた。
 東京農工大学・女子美術大学 混声合唱団とは、第28回定期演奏会(1985)から指導にあたり、つきあいは四半世紀を超えた。古典から現代にいたる日本の合唱曲を中心に、歌唱におけるより美しい日本語の発音・発声法を若い友人たちと追及してきた。 この合唱団で初めて出会った曲も多く、日本の合唱界の「今」をビビッドに感じる場であり、新しい挑戦の場でもある。


小澤 和也 指揮者

  1966年東京生まれ。12歳よりテューバを始める。 東京農工大学を卒業後、1997年より東京音楽大学にて指揮を学ぶ。
汐澤安彦、広上淳一の両氏に師事。在学中より『ラ・ボエーム』『魔笛』他のオペラ上演においてP.G.モランディ、船橋洋介両氏らの下で研鑽を積む。
 2000年、神奈川新聞社主催「夢つむぐコンサート」出演、グラズノフ『四季』等を指揮し好評を博す。01年より新国立劇場公演『ナブッコ』『トスカ』『イル・トロヴァトーレ』『ラ・ボエーム』『アイーダ』他の副指揮、助演を務めている。03年、オペラ『かぐや姫』(平井秀明作曲)世界初演に際しても音楽スタッフとしてその堅実な手腕が高く評価された。05年には男声合唱組曲『風に寄せて』(中橋愛生作曲)を委嘱・初演、新しい響きの可能性の追究に取り組む。
 また最近では、ベルギーの作曲家ペーテル・ブノワ Peter Benoit の研究にも力を注いでいる。08年4月、「盛儀のミサ "Hoogmis"」日本初演に際してはピアノリダクションを担当、また合唱指導等にも携わり公演の成功に大きく貢献した。 同年12月、『ある母の物語』(アンデルセン原作、白樫栄子作曲)でオペラデビュー、好評を博す。
 現在、各地のオーケストラ、合唱団、吹奏楽団の指揮、指導を行っている。東京農工大学グリークラブ、ホルツブラスカペーレ常任指揮者。合唱団あしべ指揮者。


藤原 規生  男声ヴォイストレーナー

 国立音楽大学声楽学科卒業。カルメン、魔笛、フィガロの結婚、ジャンニスキッキ等のオペラ、コンサートに多数出演。また合唱指揮者、ボイストレーナー、ミュージカル歌唱指導など多岐に亘り活動している。
 現在、洗足こども短期大学非常勤講師、日本合唱指揮者協会理事、神奈川県合唱連盟副理事長、一般財団法人オペラアーツ振興財団所属。


高橋 みどり 女声ヴォイストレーナー

 高校卒業後、英国へ留学。平成24年度昭和音楽大学ミュージカルコース卒業、優等賞受賞。
ボーカルを信太美奈に師事。在学中、英語プロジェクトや音声学ワークショップに多数参加、ケリー・オバート氏の「歌唱のメカニズム」修了。
 現在ボイストレーナー、シンガー、役者として活動中。
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